ふろしき事件

会社でPB商品の「幸せの黄色いハンカチ」っていう
土産物を販売してるんです。
その商品をどうしたほうがいい、こうしたほうがいい、って
話し合っている時に意見を求められ、


「この商品は幸せの黄色いハンカチじゃなく、
どちらかというと幸せの黄色いふろしきですよね〜」


って取締役の前で何気なく言った一言。
これが私の異動を招いた。



この数日後、個人面談で個室に呼ばれ、
延々と商品開発や今後の方向性について話し合ったんだけど、
実は入社当時からの夢・私の一番したいことは「商品開発」。


で、この「ふろしき」発言が
常務のなかでも〜のすごく響いたらしく、
知識・経験は薄くても、こういう物の切り口を備えた人間、
あと何より勉強意欲があって、開発を強く望む人間、
ということで、
なんと4月1日から商品開発チームに配属決定!!!!


ほんと、夢みたい。



周りではみんなこの人事を、
「ふろしき事件」と呼び、
噂しています。


商品開発っていうのは実に難しい。
世間が何を欲しているのかを探ったり、
もし「これだ!!」っていういい商品ができたとしても、
会社に利益がでるような値段でなければ意味がない。
ということは、その商品がどれくらいの原価で
作ることができるかも探らなきゃいけない。
売価だって、安ければいいというものでもないようだ。
典型的なのが栄養ドリンク。
実は、安い栄養ドリンクも高いものも
中身はほっとんど変わらないものなのに、
小瓶にするだとか、売価を高くすることで
「高級感」を出し、売上を伸ばしている。
それに、PB商品が失敗した時のリスクも怖いものだ。


というわけで、商品開発ってものは
小売の仕事・商品のことを知り尽くしたような人ができる
雲の上のような仕事なのに、
何も知識がない1年目の私に、
その仕事だけを2年間もやらせてくれるなんて
ほんっっっっっっっっとうに
ほんっっっっっっっっっっっっっっっとうに
感動です!!!!!!!!!!